遺言状の威力と家の難しさ

遺言が強力な力をもっていることはよく知られています。遺言がある場合、その遺言に書かれている内容によって相続が変わってきます。今回は全遺産を家政婦に与えると遺言状に書いた資産家の話を紹介しましょう。この資産家は遺言状に全財産を家政婦に託すと書き、その遺言状が有効となり、実娘2人が敗訴したということです。家政婦は結構つかえていて、無給だったそうです、しかし実の娘がひどいという論調の中、着服だ、それは着服だといいつつ敗訴して、とにかく家政婦が勝訴という流れでした。実の娘がちょっとダメだったのかなという感じですが遺言書はしっかりと書く必要があるかなというところにもう一度話を戻しますと、たいていどんな相続でも争いの種があるんです。それが乱雑に生えてくるとひものようなものとか音符だとか蝶だとか、そういうかわいいものではなく、花の周りに争いが現れるのです。人の心は難しいなとつくづく感じます。

また親がなくなると子供たちは悲しみにくれます。そしていざ相続をどうしようと言う際に、一番参ってしまうのはいえです。この古びた家、思い出がつまった家、しかし無用の長物のようにも見える。どうしたらいいのでしょうと疑問に思うことだといえます。分割といっても半分にするわけにはいかないし、売ってもお金になるのか、それとも粗大ごみになるのか、謎です。

とにかく揉めてしまう不動産ですが共同名義とか分割とか色々やり方はあります。例えば現金にかえたなかで分割して、わけちゃうというやりかたです。希望の値段で売れなそうというのがありそうですし、思い出はどこへ行くという争いにもなりそうです。あとまた他の分割方法として、だれか一人が家で、他の全員はお金というわけかたですね。家だけほしいという兄弟がいればいいっちゃいいっちゃんですが。そして最後の方法が家を共同にしちゃおうと。けどこれはこれで揉めるそうです。改築や建て替えとか、やっぱり売っちゃうとか、全員の合意というのは思ったより取りづらいのです。人の業ですね。

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